はじめて通販でオーダーメイド商品を購入する時に気をつけること

テーラーやスーツ、シャツのファクトリーの方々とお話をすると、必ずオンライン(ネット通販)での販売は無理(完全否定)とされることが多い。採寸をし、お客様のボディスタイルや特徴を考慮して作る事を基本に考えるテーラーにとっては、オンライン(通信販売)なんてありえないと考える事も当然です。これは、着る側の人々にしても同じ事が言えると思います。オンラインで自分のサイズを入力して購入するなんて、プロが採寸して完成する商品を素人である購入者が採寸してうまくいくとは思えないと考えるのが当たり前かもしれません。

とは言え、世の中のテーラーがどこまで厳密に採寸し、テーラリングをしているのかと言うと、仮縫い等の無い一般的なパターンオーダーやイージーオーダーにおいては、既製品を着る人の体のスタイルに近づけるということが基本なので、プロフェッショナルな力量として必要とされるのは、採寸してどのサイズに当てはめるかのセンスです。ゆとり量などを考慮して、サイズを当てはめ、袖丈や着丈を調整して、若干皺のある箇所を補正する(あくまでも若干で有り完璧ではない)ことが基本作業で、後はコミュニケーション能力でお客様の好みを引き出せるか(これが難しいとも言えますが)ということになります。

ここまで書くと、テーラーや百貨店での販売を否定しているように聞こえますが、そんなことはありません。相談しながらいろいろな事を試したい方やオーダーメイドが良くわからない方などには絶対にテーラーや百貨店で作る事をおススメします。テーラーや百貨店の方々は、知識も豊富で、いろいろな解決方法も熟知されています。

では、どんな方がオンライン(ネット通販)での購入に向いているか

  1. ある程度自分なりにスーツのイメージが出来上がっている。
    ※たとえば、セレクトショップで見たあのスーツのイメージとか、雑誌で見たあのジャケットのイメージなど・・・。
  2. お洒落に関心が高く、作ることを楽しめる。
  3. 自由にじっくりと時間をかけて生地やデザインを決めたい。(もしくは、忙しくて店舗に行く時間が取れない。)
  4. 価格的に安価で良い物を作りたい。(コストパフォーマンス重視)
  5. 採寸が自分自身もしくは誰かとできる。

こんな方々にとっては、オンラインでオーダーメイド商品を作ることにチャレンジする事をおススメします。オンラインなら、スーツであればダンヒルやゼニアの生地を使用して、最低でも2~5万円は安く作ることが可能でしょう。シャツであれば、カンクリーニやトーマス・メーソンが数千円は安価に作ることが可能です。

では、品質はどうかというと、多くの場合、パターンオーダーやイージーオーダーは工場生産なので、日本製であれば品質的に価格に見合わないほどひどい出来となることはないと思われます。品質は感じ方に個人差やオーダー商品は個体差もありますが・・・。

いかに多くの人が「実は」オンライン(ネット通販)で購入しているか

こんな風にオンラインの事を書いても、きっと「買わないよ~」とか「え~?」と思われる方が大半だと思います。それは、当然ですよね。しかし、時代は進化しています。一般的なオンラインによる販売は、AMAZONや楽天などのネット通販有力企業もあり右肩上がりに上昇しており、調査によると9割の人がオンライン(ネット通販)経験者であるとの結果も出ています。また、楽天で最も多くのオーダースーツを販売する店舗は、スーツだけで月商数千万円を販売し、楽天でのオーダースーツトータルの売上げは、数十億規模、これは百貨店1店舗のオーダースーツの売上げを大きく上回るお客様が存在する事も事実です。

オーダーメイドスーツやシャツをネット通販で購入するとき気をつけること

もし、ここまで読まれてオンライン(ネット通販)での購入を考えられた方は、下記のことに気をつけて購入にチャレンジしてみてください。

  1. ホームページをよく読む。
    ※販売者は、お客様とのトラブルを避けるためにも、できる限り今までにあった質問などを反映してページに記入しているケースが多いので、画像だけを見て判断するのではなく、書かれているテキストもよく確認する。
  2. まずは、1着。比較的安価であり、絶対に着用するものを選ぶ。
    ※オーダーメイドの場合、納期が2~5週間程度必要となるので、どうしても2着とか3着欲しくなったりしますが、まず1着にする事がおススメです。これで、残念な思いが減らす事ができます。また、テストだからということで最も安いものを購入すると生地の厚みや柄などが思ったものと違う事があるので、絶対着用すると思える生地の中で1番安価なものを選ぶのがおススメです。
  3. 完成イメージがつかないオーダーメイド商品なので、初回はオプションなどを付けづに最低限のベーシックなものとする。
  4. タイト過ぎる採寸をしない。どうしてもオーダーとなると初回から高いフィット感を望みがちですが、絞りすぎると入らないなど折角のオーダーが無駄に終わる可能性があります。次回購入することを念頭に採寸をしましょう。採寸できない場合や、不安がある場合は、スーツやシャツを送って採寸してもらえるかを確認する(多くのオンラインショップでは対応していると思います。)。
  5. わからない事は、購入前に質問する。
    ※購入後に質問すると対応してもらえない事があります。
  6. オーダーメイドのだからといってサビルロウやナポリの最高級スーツと同じものができるわけではありません。想定のイメージが高すぎると失敗します。また、価格もスーツで15万円以上、シャツで3万円以上のものを購入するなら店舗で購入することをオススメします。

最後に信頼性と信用性を確認する。

最も不安なのは、商品の品質もさることながら商品が来ないなどです。こんな事が起こらないようにするためには、価格だけではなく下記をポイントとしてください。

  1. ページの品質(クリエイティブのグレード)ページのデザインなどは、費用と時間がかかります。このクリエイティブ・ワークをしっかりとしていると言う事はしっかりと運営している事と言えます。
  2. SSLなどセキュリティがあるか。セキュリティシール(ベリサイン等)はクリックすると本物ならセキュリティ会社が発行する情報ページへとジャンプします。これにより確認ができます。よく、コピーした画像だけを貼っているケースがありますが、この数万円/年をケチるようだとかなり信用に不安があります。
  3. 雑誌などに掲載されている。大きな記事であれ、小さな情報であれ、広告であれ雑誌に掲載されていると言う事は、一定の審査を通過している企業(店舗)ということです。内容は、広告であれ記事であれ、いい事しか基本書かないのでその当たりは割り引いて考えましょう。また、古い雑誌掲載や記事などをホームページのもっとも目立つところに掲出しているページもそれ以降広告や記事が出ていないと言う事です。
  4. ネットで検索する。但し、極端な情報も多いので、あまり惑わされない程度に信頼性と信用性のみを探る目的として見る方がいいでしょう。また、アフィリエイトなどで多くのページが出てくる場合も有りますが、この行為の良し悪しは別として、信頼感はあると思われます。
  5. 納期を確認する。納期を明示していない場合は、確認をしてからの購入がおススメです。

自分自身がフィッターやスタイリストになれる

店舗では感じることのできない楽しさのひとつに自分自身がフィッターとなりゆとり量を考えたり、デザインを選んでスタイリストやデザイナーになれる楽しさがあります。もちろん、店舗でも同じような事ができますが、想像以上にプロフェッショナルの目を意識しすぎて遠慮したり、否定されないかと思ったりして自由にならない事も多くあります。そんな意味からも、まさに、自分自身がフィッターでありスタイリストになれる楽しさを感じれるとしたら、オンラインでの購入は店舗で注文する事とはまた違う世界が広がるのではないでしょうか。

ぜひ、オンラインの世界もお楽しみください。
車だって、求人だって、家電だって、洋服だって、今まではオンラインで絶対売れないと言われたものが売れる時代です。

ガラパゴス化した人にはわからない、今までとは違う世界が広がると思います。

オーダースーツやオーダーシャツを購入するオススメのオンライン・ショップ

当社が運営するオーダースーツの運営サイトシュール・ムジュール
オリジナルのパターンを使用したお洒落なスーツが完成します。

その他には、やはり楽天でNo.1の花菱さんはいかがでしょう。
購入した経験から言うと、おしゃれ度は高くないですが、実用性の高いスーツだと思います。

オーダーシャツは調査会社の調査で、販売枚数No1(ネットショップ中)だったファースト・エクスペリエンス
フレンチスタイルのお洒落なオーダーシャツが完成します。

その他には、やはりオンラインで歴史のあるヤマナカさんがオススメです。
工場直売ならではなきめ細やかで個性的なシャツが完成します。

 

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